2013年2月3日日曜日

昨年訪日した中国人観光客は過去最多の143万人:ウソだろう、尖閣の影響は?



●1日、訪日した中国人観光客が5年連続で100万人を超えたことが分かった。写真は伊豆。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月2日 20時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69084&type=0

訪日中国人観光客、5年連続100万人突破―日本政府観光局

 2013年2月1日、日本の華字紙・中文導報によると、日本政府観光局(JNTO)は1月25日に最新統計を発表、
 「昨年訪日した中国人観光客は143万人」、
 前年比37.1%と大幅に増え、史上最多だった2010年(141万2875人)をも1.2%上回り、
史上最高を記録した。
 訪日した中国人観光客は5年連続で100万人を超えており、日本の観光業界にとって、中国は不可欠な観光客送り出し国のひとつとなった。

 昨年の「訪日外国人観光客総数は836万8100人」で、前年比34.6%増えた。
 1964年の統計開始以来、2010年の861万1175人に次ぐ。
 2011年は東日本大震災により621万8752人にまで激減したが、昨年以降、急速に回復している。
 昨年1-9月の訪日外国人観光客総数だけでも 632万4165人となり、2010年通年を超えたが、
 尖閣諸島問題に端を発した日中関係の悪化により、日本政府が掲げた外国人観光客年間900万人の目標は達成できなかった。
 中国人観光客の動きが非常に重要で、観光立国を目指す日本の風向計となる。

 昨年7月より、日本政府は東日本大震災被災地である岩手・宮城・福島の3県を訪れる中国人観光客に対して数次査証(マルチビザ)の発給を始めた。
 日本政府は中国人観光客誘致により、被災地の復興を支援したいと望んでいる。
 昨年7月の訪日中国人観光客は20万4152人に達し、単月としては初めて 20万人を突破した。

 昨年9月中旬以降、緊張化した日中関係はマイナス影響をもたらした。
 同月の中国人観光客数は震災の影響のなかった2010年同月比で11.5%減少
 10月は同 34.5%減、
 11月は同 24.0%減、
 12月は同 13.4%の減少。
 JNTOによると、昨年9月以降、団体客を中心に中国人観光客が明らかに減り、減少幅は1割から3割前後となった。

 観光庁の井手憲文長官は同日の記者会見で、
 「今年は通年で1000万人の目標を達成したい。
 各種国際会議の開催に努め、経済成長の著しい東南アジア各国に日本観光をPRする」
と述べた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/TF)


 尖閣後は訪日中国人観光客は10月に2/3ほどまでに減ったが、その後すぐに回復基調に入り、11月は3/4までに、12月は14%減にまで回復している。
 通年では1.2%増の過去最多の中国人観光客が日本を訪れたことになる。
 尖閣問題がなければぼろ儲けということであったが、まあ昨年よりわずかではあるが増加しているということは、今年に期待がもてるということだろう。
 1月の統計は出ていないが、おそらく一桁台の減少にまで戻っているのではないか。
 これから暖かくなるシーズンなので、
 尖閣の影響は営業バランスウエーブに収まるまでに消えている
ということのようである。

 一方、日本人の訪中観光はどうだろう。
 中国側のデータが出ていないので正確なところはわからない。
 日本側で発表されたデータによると、このお正月は過去最高の海外旅行の年だったにもかかわらず、
 「中国観光は85%減」
という全滅に近い状態だったという。
 ということは、訪日観光はほぼ回復したとみられるが、訪中観光はしばらく底を這うようである。
 観光でみると、どうも「中国の一人負けで終わる」公算が強い
と言って間違いようだ。

 事件直後の民族的高揚によって発生した様々な様態は、時を経るにつれていずれにあっても
 中国一人負け」
の様相が色濃く出てきた。
 政治的にもおそらく「中国一人負け」で推移するのではないだろうか。
 とすると、中国国内における、共産党の指導力が問われてくる。
 誰もが共産党に疑念をいだくようになる。
 中国はとても対外戦争などやれる状態ではなくなり、国内問題に謀殺されるのではないだろうか。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月9日 1時52分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69259&type=0

フィリピン、中国との関係悪化で12年の観光客数伸び悩み
=日本も同様、漁夫の利は韓国―フィリピン紙

 2013年2月6日、フィリピン紙フィリピン・デイリー・ インクワイアラーによると、南シナ海で領有権を争う中国からの観光客数が思うように伸びなかったなどの原因で、12年にフィリピンを訪れた外国人観光客数は目標に達しなかった。
 中国との関係悪化で観光客数が伸び悩んだのは日本も同様で、これらの影響で漁夫の利を得たのは韓国だった。
 7日付で環球時報が伝えた。

 フィリピンのアキノ大統領は6日、イベントに出席した際に、
 12年にフィリピンを訪れた外国人観光客数が目標の460万人に達せず、約430万人だったことに触れた。
 目標に届かなかった原因について、アキノ大統領は中国の名前こそ直接出さなかったものの、
 「われわれには隣国があり、非常に大きな国で、われわれに対し一時期非常に厳しく対応してきた。
 その国が国民の我が国への観光を禁止したため」
と話したという。

 12年にフィリピンを訪れた外国人観光客数は、目標の460万人には達しなかったものの、
 前年比9.07%増の「427万3000人」となり、初めて 400万人の大台を突破した。
 フィリピン観光省は目標を達成できなかった原因について、12年4月に発生した南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)での同国沿岸警備艇と中国の巡視船のにらみ合い事件の影響や、欧米の経済不況によるものだと分析している。

 一方、日本も中国との関係悪化などの影響を受け、
 観光庁が目標としていた12年の外国人観光客数900万人には達せず、「約840万人」に終わった。

 両国を訪れる外国人観光客数が中国との関係悪化で影響を受ける中、漁夫の利を得る形になったのは韓国だった。
 韓国では中華圏の観光客数が大幅に増加し、初めて日本人観光客数(約351万9000人)を超え、374万5000人(内訳は中国本土283万7000人、台湾54万8000人、香港36万人)となった。






中国戦闘機、スタンバイへ


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