2013年2月2日土曜日

尖閣の身代わりは台湾になる:早めに逃げ出した方がいい、台湾侵攻は高確率でありえる



●31日、台湾の民間調査機関が同日発表した世論調査結果によると、中国との統一に「反対」と答えた人は63.3%に達し、「賛成」は20.9%にとどまった。写真は台北の繁華街・西門町。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月2日 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69060&type=0

台湾人の6割以上、「中国との統一に反対」
=賛成は2割どまり―米華字メディア

 2013年1月31日、台湾の民間調査機関が同日発表した世論調査結果によると、
 中国との統一に「反対」と答えた人は63.3%に達し、
 「賛成」は20.9%にとどまった。
 米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

 調査は同28日から2日間、20歳以上の台湾人1008人を対象に実施した。
 それによると、「台湾と中国は最終的に統一すべきだ」との意見に対して、
 「賛成」は20.9%にとどまり、
 うち「大いに賛成」は5.9%、
 「どちらかというと賛成」は15%だった。
 「反対」は63.3%に上り、
 うち「絶対に反対」が40.9%、
 「あまり賛成しない」が22.7%。
 15.5%は意見を表明しなかった。

 さらに、
 「台湾はいずれにせよ最終的に独立すべきだ」
との意見に対して
 「賛成」は44%。
 うち「大いに賛成」が21.6%、
 「どちらかというと賛成」が22.4%だった。
 「反対」は37.4%、
 18.8%は意見を表明しなかった。
 同調査機関は
 「過去の調査結果と比べ、統一に対する考え方に大きな変化はない。
 しかし、比較的多くの人が中台の未来には『統一はない』との認識がある」
と分析した


 独立を拒否して馬英九政権を選んだ台湾人だが。
 馬英九は中国との絆を深め、最終的には一国二制度の方向に進むだろう。
 台湾人はまだ、自分たちで自立するという気概もっていない。
 これは止む得ない。
 本土からわたってきた人たちも多いのだから。
 尖閣問題が中国の思ったようにならなかったとき、中国は矛先を台湾にむけてくる。
 台湾合併は国内問題であるからして、中国としてはやりやすい。
 外国からの非難を一時うけても、併呑してしまえばそれで済むことだと判断していよう。
 今の中国の軍事力からいうと、台湾侵攻はさほど難しいことではない。
 というより易しい。
 今の台湾はその経済を全面的に中国に依存しているといってもいい。
 つまり中国なしでは台湾はやっていけない、ということである。
 台湾人に残された道は、下手に希望をもって頑張り続けることよりも、なるべく早く腹をくくって台湾を離れることだ。
 もう時間はない、という状況に入っていると思う。
 もちろん、「タイワニーズ」は嫌だ「チャイニーズ」がいいと思う人も多いだろう。
 各自の認識によるしかない。
 ただ、中国が台湾を併合する時期は近いように思われる、ということだ。

 解放軍が「尖閣奪取」という名目で臨戦体制に入ったら、そのターゲットは「台湾だ」と思ったほうがいい。
 尖閣はいっとき奪取できても持続的には領有できないし、持続的に領有できないときは負けとみなされることになり、そういうことになれば国内世論が政府当局に反旗を翻す。
 中国固有の領土であるからして奪取した、ということは正当性を訴えることができる。
 しかし、それを奪い返されたとなると、
 北方領土と同じく、「軍事的に取得したもの」
という名目が日本領有の論理に力を添えてしまう。
 よって中国は絶対に尖閣には出られない。
 それが分かっていて軍備を急ぐ体制に入ったとしたら、目標は
 台湾侵攻
だとみていい。
 もし、それが起こったら、おそらくどさくさにまぎれて、日本は尖閣諸島に前線基地という名目で
 恒久施設の建設と自衛隊の常駐を実行するだろう。
 そうなると、もう尖閣は中国の手に負えなくなる。 
 中国は尖閣を捨てて、台湾を獲る可能性のほうがはるかに高い。
 二兎は追えない。


 なを、台湾侵攻はないとする説を

NEWSポストセブン 2013.01.30 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20130130_165508.html

中国海軍の経験値 日露戦争以前の旧帝国海軍レベルとの指摘

 威勢良く覇権主義を唱える中国を動かす権力者たちは本音では戦争を望んでいない。
 人民解放軍には実戦経験に乏しいという“アキレス腱”があるからだという。
 ジャーナリストの富坂聰氏が解説する。

  * * *
 このところ人民解放軍は遠洋で大規模な艦隊を運用するなど、派手な動きを見せるため、軍幹部の強硬発言と相まって、猛者、百戦錬磨といった印象を抱く日本人も多いのではないだろうか。

 だが、歴史を見ればわかる通り、
 中国の戦争の基本は広大な国土の奥深くまで引き込んでゲリラ戦を仕掛け、長期戦に持ち込むというものだ。
  「外」に出ての戦いは苦手とする。
 アメリカが背後に控えているとはいえ、台湾を攻め落とすことができない。
 中国本土に至近の金門島は台湾の重要な軍事拠点だが、1958年に人民解放軍が侵攻すべく激しく砲撃したが、陥落させられなかった。

 海戦ともなれば、経験は皆無だ。
 1927年8月1日の「南昌蜂起」以来、人民解放軍はその誕生から陸軍が主体であり、海軍が創設されたのは 1949年のことだ。
 過去、台湾や南ベトナムを相手に小規模な海戦はあったが、
 第二次世界大戦でミッドウェー海戦を戦った日本とは比べものにならないほど小さな経験だ。

 経験値という点で人民解放軍は、日露戦争で日本海海戦を経験する以前の旧帝国海軍レベルだと考えていい。

 尖閣諸島を巡り、日中がもし熱い戦争に突入した場合、自衛隊の装備の充実や練度もさることながら、そのような経験値の違いから緒戦は日本が勝利する可能性が高い。
 確かに、日中戦争のときのように対中戦には「終わらない怖さ」があるが、現在は緒戦の勝敗が重大な意味を持つ。

 というのも、緒戦で日本に負けたとなれば、いかに情報統制しようともインターネットなどを通じて敗戦は瞬く間に中国国民の知るところとなる。
 その時、果たして共産党政権は持ちこたえられるだろうか。
 戦争は継続するかもしれないが、
 「よりによって日本に負けた」責任
を追及される共産党政権は崩壊する可能性が高い。

※SAPIO2013年2月号


 直接には述べていないが、尖閣ですら落とせないのに台湾など無理ということである。
 台湾は尖閣と違って中国の一部という認識があり、台湾人にも中国との連携を重視する人びとが多数いることで、尖閣とは条件が違ってくる。
 もし台湾が中国に敵対していれば、まず絶対に中国の侵攻は無理になる。
 



中国戦闘機、スタンバイへ


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